こんにちは、そらです。
こんにちは、うにです。
今回の記事は競走馬に出資して馬主気分を味わいつつ、収支というよりかはより少ない出資で安定して出資馬のレース出走を見ることができるのか、という観点で確率計算していきます。
もうすでに帰りたいよ・・・
はじめに
こんにちは、そらうにです。
前回の記事では、結論である「3頭/1口ずつ出資する」ということを述べました。
今回は少し数学的にどうすれば納得感のある結論が得られるか、そらうにが考えたことを紹介できればと思います。
どのような出資スタイルがいいのか
こちらは概要編の再掲となります。
基本的にはクラブから募集のタイミングになると募集馬一覧が提供されますので、その中から気に入った馬に出資することになります。
クラブによっても制限ありなし、はあるかと思いますが、最低1口からという形になります。
DMMバヌーシーさんは2000口、4000口となっていますので、例えば4000万で募集されている馬で4000口募集されている場合、1口1万円から出資できるということになります。
たしかにこれはかなり低額で魅力的ですよね。
低額ということは分配も低額
当たり前といえば当たり前なのですが、出資額が少ないということは、出資馬がレースに勝利した際に支払われる賞金(分配金)も少額になります。
この場合、口数を増やす(例えば1口→5口)と単純計算で5倍の分配金にはなるので、こういった戦略で出資されている方も少なくないかと思います。
口数を増やすことで増えるコストとしては維持費や保険料などのランニングコストと、出資時のイニシャルコストですかね。
DMMバヌーシーさんは口数に応じてクラブ会費が変わりますので、そちらも上限にいかなければ単純に増加することになります。
ハイリスクハイリターン、ってやつですね。
レースの出場機会
さて、そうして1頭の馬に複数口出資したとします。
この出資馬はすくすくと育ってくれて、あっという間にデビュー戦を迎えました。
勝ち負けに関係なく(いや、勝ってくれたほうが当然嬉しいですが)、愛馬がターフに立っている姿は感動を覚えること間違いなしです。
(いや、ほんとにそれを味わいたい)
デビュー戦が終わりました。
それでは次のレースはいったいいつになるのでしょうか?
もしかしたら2週間後かもしれないし、2ヶ月後かもしれない。
デビュー戦は走りきってくれましたが、もしかしたら故障するかもしれない。
そうすると快復を待つことになるので、半年後になるかもしれない。
とまぁ考え始めたらキリがないほど「もし」や「たられば」が出てきます。
せっかく馬を見たくて出資しているのに、年に1回しか見れないとか、そういう可能性もゼロではないんですよね。
では、それを増やすにはどうすれば良いのか。
それは、複数馬に出資することです。
こちらも当たり前といえば当たり前なのですが、1頭の出資から2頭に出資すれば、レースの出場機会は(単純にとはいきませんが)倍になります。
投資の世界では「分散投資」と呼ばれますが、中長期の投資において有効とされています。
分散の仕方はいくつかありますが、有名どころでいえば「資産分散」と「時間分散」でしょうか。
一口馬主にもこれが当てはまるかと思います。
- 資産分散:複数馬に出資
- 時間分散:時間(例えば年単位)を空けて出資
時間は結局のところ継続してやるかどうかぐらいなので、まずは複数馬への出資を検討することにしました。
当然分散するという観点ではクラブを複数にするというのも1つの手ではあるのですが、一口クラブの検討でも述べたように、いくつかの条件をクリアしているクラブは多くなく、なにより複数クラブとした場合の「クラブ会費・入会金」が重くのしかかるので今回は同じクラブで複数馬としました。
リスク許容度はどのように考えればよいのか
ちょっと投資の話に寄ってしまいましたが、安定して出資馬がレースに出走する姿を見るために必要なことを考えてみます。
デビュー率
一口馬主のことを調べていく中で知った(知っていたけどスルーしていたかもしれない)のですが、産まれた競走馬のすべてが健やかに育ち、レースに出走するということはないということです。
理由は様々ですが、やはり100%ではないということは覚えておかないといけなさそうです。
データといえば一口馬主DBさんが有名ですが、クラブごとのデビュー率を確認してみます。
投稿日(2022/09/22)時点では98.1%となっています。
やはり100%とはいきませんね……計算を簡単にするため、ここはいったん100%と仮置きしておきます。
勝ち上がり率
ここが一番影響する項目なのではないかと思います。
まずは「勝ち上がり率とはいったい…?」と思ったので調べてみました。
競馬の勝ち上がり率とは、なんのことでしょうか? - 新馬or未勝利を突破出... - Yahoo!知恵袋
Webで調べてみましたが、検索方法が良くなかったのか丁寧に説明している記事を見つけることはできませんでした。。
なるほど、勝ち上がりとは1勝以上していることを指して、勝ち上がり率とは勝ち上がり頭数を全出走頭数で割ったものになるんですね。
つまり、例えば4頭所有していて勝ち上がり頭数が2頭の場合、勝ち上がり率は50%となる計算ですか。
こちらも投稿時点でのDMMバヌーシーさんのデータを確認すると50.9%と記載されていました。
計算を簡単にするため、50%とします。
期待値
さて、それでは期待値の計算です。
いくつかの記事や動画を確認しましたが、ほとんどが「勝ち上がり率が50%なら2頭出資すれば最低1頭は勝ち上がる」という表現をされていました。
実は、個人的にはあまり腑に落ちなかったのです。
どこかの記事でも書いたことがあるのですが、そらうにはウマ娘をやっています。
ウマ娘をはじめとするソシャゲにはガチャがあります。
ガチャは一般的?には最も高いレアリティが出る確率は3%とかそんな感じですかね。
場合によってはイベントで確率が上がったりしますが、いったんそれはさておいて、3%の確率であれば、100回引けば3つレアが引けるのでしょうか。
体感的には違うのではないかと思います。
あとで計算しても3%に満たないときもありますし・・・。
そこで出てくるのが期待値となります。
今回はガチャのシミュレータを提供してくださっているWebサイトから計算することにしました。
さて、では上記のケースだと100回引いてレアが3個以上出る確率は・・・
なんと、58%なんですね。。。
確率とはなんと恐ろしい・・・。
さて、それでは勝ち上がり率50%なら2頭出資した場合、1頭以上勝ち上がる確率は・・・
75%でした。(100%じゃなかった)
25%の確率で2頭とも勝ち上がれない可能性ということですね。
では、何頭あれば100%になるのか。
画像はあまり意味ないので貼りませんでしたが、13頭以降は99.99%で飽和していました。
さすがにそんな頭数に出資できる予算がありませぬ・・・。
出資口数の決定
というわけで、予算とにらめっこしてちょっとでも1頭が勝ち上がる可能性を上げられる口数を決定しました。
はい、3口です。
少なくとも1頭が勝ち上がる確率が87.5%となります。
また、勝ち上がりとは別に出走レースのローテーションはクラブが決定するのですが、だいたい1~3か月なことが多いようです。(DMMバヌーシーの例で何頭か確認して、だいたいの感覚レベルではありますが)
最大3か月とすると、年間4回ということで、3頭であれば年間12回。
都合月1回ペースレベルということで、そこそこバランスの取れた出資口数なのかもしれません。
おわりに
今回は何口まで出資できるのか?というテーマでやってきたこと、考えてきたことを紹介しました。
次回は実際にどの馬に出資したのか(すでに一覧には記載していますが)、どのように決めたのかを紹介していきたいと思いますので、お楽しみに。