こんにちは、そらうにです。
今回は出資馬であるバスティオンの最後の年次分配が2025年12月に入金され、最終的な収支が確定しました。
我々にとって一口馬主の「最初の世代」。 幸運なことに他の馬たちは勝ち上がってくれましたが、この馬だけは勝利を掴むことができませんでした。
正直、数字だけ見れば「マイナス」ですが、いろいろと学ぶことがありました。
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鶏跛と転厩、そして念願のデビュー
この馬は、その雄大な馬体に惹かれて出資したのを覚えています。当然ながら育成がどこだとか、どこの厩舎なのかとかほとんどわかっていない状態で出資した経緯があります。
そんな中、育成を進めていく中でわかってきたことが、「鶏跛(けいは)」がでているということ。歩様に特有の癖が出る症状です。
パドックでもまれに見受けられる歩様で、鶏の歩く様に似ているところからこの名がある。後肢が地面を離れる時に急激に肢を上げる歩様が特徴的である。
出典:JRA / 競馬用語辞典
競走能力に影響があるとして、デビュー前に当時の担当調教師からは「転厩」を打診されました。事実上の戦力外通告に近いもので、「デビューすら危ういのでは」と思ったことを覚えています。
しかし、転厩先の先生は違いました。 「なんとかデビューさせる」 その執念で調整を続けてくれ、ついにデビューまで漕ぎ着けてくれたのです。
結果は未勝利。それでも、あの状態からレースに出走できたこと自体が、我々にとっては大きな経験でした。
戦績振り返り
実は同世代の他の出資馬よりもデビューが早く、2024年の2月・・・つまり「新馬戦」に出走することができたんです。そこから夏にかけて中央で4戦、そして最後に地方(金沢)で1戦、計5戦を走り抜けてくれました。
特に印象深いのは、2戦目の函館芝1800mです。 人気通りの5着に入線し、優先出走権と賞金を獲得。「これなら未勝利脱出も夢ではない」と思わせてくれた瞬間でした。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 人氣 | 騎手 | 備考 |
| 24/02/11 | 東京 | 3歳新馬 | 10着 | 5 | 原優介 | ダ1600m デビュー戦 |
| 24/06/23 | 函館 | 3歳未勝利 | 5着 | 5 | 丹内祐次 | 芝1800m 掲示板確保! |
| 24/07/14 | 函館 | 3歳未勝利 | 11着 | 5 | 丹内祐次 | ダ1700m |
| 24/08/17 | 札幌 | 3歳未勝利 | 16着 | 11 | 横山和生 | 芝2000m |
| 24/09/30 | 金沢 | C2クラス | 9着 | 5 | 魚住謙心 | ダ1400m ラストラン |
最終収支
そんなバスティオンの「収支」はいくらだったのか。 募集額(馬代金)、毎月の維持費、そして引退後の精算まで、すべて計算しました。※2022年8月の出資から、2025年12月の最終還付まで
支出の部
まずは投資した金額です。クラブ会費は出資馬にのせることはしていないので、純粋にバスティオン自身にかかった金額となります。
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 馬出資金 | ¥16,655 | 募集馬代金 |
| 維持費総額 | ¥5,600 | 2023/5~2024/8(16ヶ月分) |
| 保険料 | ¥907 | 2年分 |
| 支出合計 (A) | ¥23,162 |
収入の部
続いて、回収した金額です。キャッシュバックの恩恵が大きいです。
| 項目 | 金額 | 備考 |
| キャッシュバック | ¥7,650 | キャンペーン等での戻り |
| 賞金・手当分配 | ¥1,029 | 未勝利戦の出走手当など |
| 引退精算金 | ¥1,951 | オークション売却代金など |
| 年次分配(還付) | ¥2,040 | クラブおよび確定申告での還付計 |
| 収入合計 (B) | ¥12,670 |
最終結果:回収率と感想
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トータル損益(B - A): ▲10,492円
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回収率: 54.7%
最終的には約1万円のマイナス、回収率は約55%という結果になりました。
これをどう見るか。 「半分しか戻ってこなかった」と見るか、「1万円で夢を見せてもらった」と見るか。
私は後者だと感じています。 正直なところ、キャッシュバック(7,650円)に救われた部分は否定できません。これがなければ回収率は20%台まで落ち込んでいました。初期のキャンペーン等をうまく活用することの重要性を痛感します。
また、年次分配(税金の還付など)で最後に約2,000円戻ってきたのも地味に大きいです。引退直後の精算だけで計算を終わらせず、翌年・翌々年の還付まで待って初めて「本当の収支」が見えるのだと勉強になりました。
おわりに
我々が一口馬主になってからの最初の世代で唯一勝ち上がれなかったこの馬。 でも、「鶏跛」というハンデを抱えながら、匙を投げずにデビューまで導いてくれた転厩先の調教師の西田先生、そして厩舎スタッフの方々には感謝しかありません。
数字上は「1万円の赤字」という記録になりますが、その1万円は、一口馬主の難しさと、関係者の情熱を学ぶための授業料としては、決して高くなかったと思っています。
改めてありがとう、そしてお疲れ様。 この経験は、今後の出資に必ず活かしていきたいと思います。
それではまた。
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